併設サロンを経営している方から良くいただくご相談で1番大きいネイリストの離職について紹介します!
もともと離職率は高いけど…
併設サロンならではの理由も…。
よくいただくご相談
美容室を経営する上で材料費も設備費もかからないしネイルを一緒にくっつけて売り上げを上げる目的で総合サロンにしたけど…
結果ネイリストが続かず辞めてしまう。
ヘアサロンを経営している方によくいただく質問です!
ネイリストが辞めて行く原因
辞める理由
・お給料が低すぎる
・色んな仕事を押し付けられる
・売り上げノルマがきつい
・ネイリストの立場
1番の理由で売り上げしか考えてなくネイリストの気持ちを置いていってしまってること。
ネイルの予約が入ってない時はヘアのヘルプをしてもらうのが普通になってませんか?
ネイルの売り上げも上がるし忙しい時はヘアも手伝ってもらえばいい!
これが原因でネイルサロンへ移ってしまう方が多くいらっしゃいます。
雇ってる人の気持ちも分かる
雇ってる側の経営者の立場になると分かることもあるんです。
売り上げがなくてはお店が続かない。
お給料払ってる以上売り上げない分暇な時間は働いて欲しい。
雇ってる側の気持ちもすごく分かるですが、逆にネイリスト側って考えたことありますか?
ネイリストの気持ち
ネイルの仕事は新作のデザインを作るのも仕事なんです。
クオリティーの高いデザインを提供・新作デザインを作ることでお客様を呼び売り上げにつながります。
営業時間外に練習するとしていつ新作デザインを作るのですか?
ハンドマッサージなどは呼び込みとして分かりますがヘアのヘルプやレセプションはネイルの売り上げには繋がりません。
とても手が回らず忙しいのであれば分かりますがヘアのスタッフで回せる範囲なら、その時間があれば売り上げが上がるようにデザインやSNSなども工夫出来るのではないでしょうか?
ネイリストの立場はどこの位置?
サロン内でのネイリストの立ち位置はどこの位置ですか?
リセットはネイリストもやるが基本になってませんか?
サロンによってはアシスタントと同じ位置。
何の気なしに言ってる
何面さんリセットして下さい〜。
逆の立場だたらおかしくないですか?
ネイリストがアシスタントやスタイリストに施術終わったんでリセットして下さい〜。
と言われたら?
売り上げが多い少ない関係なしにネイリストも施術者です。
自分の仕事や担当しているお客様がいらっしゃいます。
ネイリストはアシスタントじゃないですよ?
頼むことが悪いのではなく。
頼み方の問題です。
あたかもアシスタントのように当たり前に頼むのではなくやってもらうと言う気持ちがないとネイリストもヘアの雑用係なのと思ってしまいます。
ネイリストの立ち位置って歴も低いアシスタントより下になりがち…
何年働いてるのに雑用係みたいな立ち位置だと嫌になってしまうよ…
ヘアサロンで働くネイリストだと当たり前のように髪の毛はいといてなどカラー剤カップ洗ってセット面の鏡拭いてとネイリストって掃除係じゃないですよ?
もう一度ネイリストの立ち位置を考えましょう
私がここのサロンやばいなと思ったこと
私自身がサロン見学に行ったお店でここは辞めときたいなと思ってびっくりしたのがiPhoneや携帯のフィルムを貼る仕事やその他色々変なネイル以外のメニューにあったサロン。
このサロンネイリストをなんだと思ってるんだろうって思ったよね…。
オフオン1時間で終わらせてと言われたサロン。
ネイルのことを知らないすぎ。
歩合が低すぎる
ヘアサロン基準の歩合だとネイリストってほとんどつかないんですよね。
売り上げ目標100万って言われてもネイルの施術金額が低いと無理…
大体5500円のデザインを1日8時間(4人施術)
5500円×4人=2万2000円
週休2日だと22日
2万2000円×22=48万4000円
1時間半施術をしても(5人施術)
5500円×5人=2万7500
2万7500円=60万5000円
毎日予約が詰まったとしても60万空いた時間が出ればその分下がりますし現実的に100万売り上げはネイリストには厳しい。
私のサロンは
40万から歩合がついて2000円50万で5000円次飛んで100万で1万5000円です。
5年働いて顧客のお客様がついてやっと50〜60万がやっとです(夏は除く)
そうすると歩合目標が高すぎて頑張る気が少し落ちてしまう…
ネイリストはネイリスト用の歩合制じゃないと全く意味がない。
ダメサロンチェック✔︎
こんなお店だと辞める人が増えるよ!
✔︎施術を1時間で終わらせて欲しい
✔︎売り上げは100万以上
✔︎ネイリストは雑用係だと思っている
✔︎めんどくさいことはネイリストがやる
✔︎暇な時間は全てヘアの手伝い
✔︎新作デザインを作らせない。
私の体験談
私は併設サロンで6年目になるのですが…
ヘアサロンで嫌なこと・辞めたいと思うことが
・ネイリストとしてのお給料が低すぎる
・合間のお昼を取らせてくれない
・ネイルのことを理解してない
ヘアのアシスタントよりかなり低くく時給計算すると最低賃金より切ってしまう。技術者なのにアルバイトより少ないとちょっとめげてしまうよね。
あとやっぱりお昼休憩が取れないのは仕方ないけど3時など前のお客様を早くおわり施術と施術の間で5分・10分空いた時間にヘアのヘルプを頼まれるとちょっとイラッとしますよね。
ネイリストって予約の確保的に
9時〜11時
11時〜13時
13時〜15時
15時〜17時
と予約が詰まればお昼が取れない!
ヘアのスタッフもなかなか取れないと思いますが5分・10分くらいはちょっと取らせて欲しい!
これはやっぱり自分で空けた時間だしその時間しか食べれないから食べさせてほしい!
あとはネイルのことを知ろうとしないこと!
ヘア同時の終わった際にネイルのワゴンを窓側に移動してしまいブラシ全部固まってしまったことが何度もありますがその度言っても同じことが続くのはネイルのことを知らないから同じことを繰り返すのだと思います。
ブラシ全部買い直しになってしまうから気をつけて欲しいな。
⚠︎また買えばいいじゃんと言われるとイラッとするのでお気をつけ下さい。
美容師も他の人にシザーズを貸さないのと同じでブラシはネイリストの命なので。
買えば済む問題ではありませんのでお気をつけ下さい!
でも辞めない理由
私が辞めない理由で大きいのが環境がいいところです。
嫌な所やヘアサロンに勤める特有の悩みもありますがそれ以上にサロンの雰囲気や多くのスタッフと触れ合えます!
スタッフ同士仲がいいと仕事の効率も上がりますしスタッフが長く勤める理由だと思います!
スタッフ同士の仲を良く働きやすい環境作りが大切!
1番の原因
ただ初期費用がかからないからネイルを一緒にしたサロンに多いのが経営者自体がネイルのことを知らなすぎている。
ただ座って爪塗るだけでしょ?
と思ってる方もすごく多いです。
オフのこと・マシーンなどの知識もなくマニキュアのような考えで1時間で終わらせて5000円売り上げって儲かるじゃん!
と甘くみすぎです。
ネイルサロンと併設にするならネイリストの立場や仕事を理解しないとネイリストが辞める原因になります。
ネイリストを辞めさせない対策
スタッフが働きやすい環境作りが大切です、
・本当に忙しい時以外はリセットなどはアシスタントが行う。
・ネイルのことを知る
・正しい売り上げのノルマと施術時間の設定
・ヘアサロンも暇な時はデザインを作らせて上げる
・施術合間のお昼休憩はちゃんと取らせてあげる
・スタッフ同士の仲を深める
・ネイリストが忙しくて困っている時は助けてあげる
忙しい時はお互いに助け合う環境だとやっぱりいいサロンだなって思うよね!
良いサロン・良い仲間だったら辞めるスタッフも減り仕事の効率も上がり売り上げも上がると思います!
目先の売り上げではなく長く見た時の売り上げが上がるようなお店作りをすることがネイリストが辞めないお店作りの重要なポイントです!