ネイリスト退職理由で1番多いのは〇〇?離職率が高い理由!

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ネイリストの離職率が高いって本当?

ネイリストの離職率が高いって本当?

答えは”Yes” ネイリストは離職率がとても高い仕事で、ネイリストだけでなく美容業全般離職率は高い傾向にあります。

ネイリストになりたいと思ってる方はネイリストの離職率や離職する原因を知っとくこともとても大切です。

ネイリストの離職率ってどのくらい?

ネイリストの離職率は新卒で勤めたネイリストの50~80%は1年以内に退職してると言われています

つまり、専門学校卒業後ネイルサロンに就職した方の5割~8割程度が入社して1年以内に辞めてしまうと言うことです

あくまでもこれはネイリスト単体のサロンの場合で総合サロンのネイリストの離職率はもう少し高いです。

私の勤めてる会社でも毎年10人程入って1年後残ってるのは1人・2人いればいい方…

全員辞めてしまうことの方が多いです。。。
また一般企業の離職率と比べると一般企業が約18%と言われているので、これはかなり高い数字ですね。

実際勤めてみて

実際8年ネイリストやってますが1年間サロンに残るのは10人に1人くらい。

全員辞めてしまうこと多いのが現状です。

そのうちの4割が1ヶ月しないで辞めてしまうことが多い印象でトレーニングしかまだやってない段階でサロンに1度も来ることなく辞めてしまうこともとても多いです。

じゃあなんでそんなに辞めてしまうのかというと大きく分けてよく言われる原因が3つあります。

1つ目が経済的な問題、2つ目が人間関係、3つ目が労働環境の悪さにあります。

まず1つ目の経済的な問題

経済的な問題とはお給料の低さにあります。大体ネイリストのお給料は18万〜20万。

ネイリストなりたては大体18万前後です。(サロンによって異なります)

手取りにすると14万円ほど…

一人暮らしにはなかなか厳しいのが現実。

手取り14万でもその中から仕事に使うネイルの道具代(ネイルブラシやネイルビットなど)なども引くと生活はかなり厳しい。

また美容業界は飲み会などが多く出費も多く出ていきます。

また仕事着も毎回同じのは着てられないし見られる仕事な分洋服代コスメ代等考えると実家暮らしならまだしも一人暮らしとなるとかなり厳しい。

これが離職率を上げる原因の1つです。

また年数が上がればどんどん上がるかと思いきやそんなに上がらない。

歩合などもありますがほとんど付かないなんてところも多いです!

ちなみに私のところは45万売り上げて歩合は5000円です。

ネイルサロン単体は歩合が見込めますが美容室などの総合サロンでの歩合はスタイリスト基準なのでほとんどネイリストには付かないのが総合サロンで働くデメリットです。

色々役職ついても23万程度手取りで18万。将来的に独立を考えているのであればあれですが勤めてネイリストを続けるのであればなかなか難しいですね。

そして離職率の大きな原因の1つ。

ボーナスがないという点。

ネイルサロンの多くはボーナスがありません。もちろんあるサロンもあるとは思いますがほとんど聞きませんね。

これはネイリストだけではなく美容業全般ボーナスはないのが普通です。

美容業でボーナスあるのはエステ・アイラッシュ一部の店舗くらいです。

なので年収にするとフリーターより給料が低いと言われています。

2つ目人間関係

2つ目は人間関係のトラブルです。これはサロン内の人間関係はもちろんお客様とのトラブルもあります。

ネイリストはほとんどが女性なので、最近は男性のネイリストも増えてますがまだまだ女性が多い職業になりますので女性特有のトラブル等も多く聞きます。

特に売り上げが数字として出てしまうので低くければ低いで言われてしまいますし逆に先輩より高いとそれはそれで色々言われてしまうことも。

道具を隠されたりと嫌なめに会った方も中にはいるみたいです…

ただこれは本当にサロンによって全然違います。本当に仲がいいサロンもあればバチバチなところも。

こればっかりは入ってみないと分かりません。

また私は総合サロンで働いてますがスタッフ仲はとても良いです!

どちらかと言うと総合サロンの方が職種が違うのでサロン内で売り上げを奪い合うこともなければバチバチした雰囲気もあまりありません。

協力して美容師、ネイリスト、アイリストなどが施術していくのでスタッフ間の人間関係だけで言うと総合サロンの方がいい印象です!

また人間関係はスタッフ間だけではなくお客様とのトラブルもあります。

これは接客業は切っても切れない問題ですね。

労働環境の悪さ

そして3つ目が労働環境の悪さです。

美容業は1人前になるまでは終電始発と言われるほどサロンの中にいる時間がとても長いです。

大体サロンは9時〜18時か10時〜19時の営業時間が多いです。

またシフト制で回すお店も多いですが美容室などの総合サロンやネイルサロン単体のサロンは基本固定でショッピングモール内や駅構内などに入ってるネイルサロンは基本シフト制です。

シフト制のサロンの場合休憩などが取れやすく比較的働きやすい印象ですが毎回勤務時間がバラバラなため体を壊す方も多いです。

また固定勤務の場合毎回同じ時間での勤務になりますが基本的に営業時間通りに終わらないのでサービス残業がとても多いです。

大体9時から勤務だとすると朝礼や引き継ぎなどが8時30分くらいにあるので開店準備を入れると8時にはお店にいないといけません。

また18時までの営業時間だとして基本ぴったりには終わりません。

19時になることもあるし20時になることも。

また営業が終われば帰れる訳でなく掃除もするし洗濯するし、レジの締めもあるし、閉店作業があります。

でもお給料が出るのは9時〜18時の休憩1時間を除く8時間分です。

8時〜21時まで仕事しても8時間分しか出ません。また休憩1時間が組み込まれてますが基本的に休憩時間というものはありません。

施術と施術の合間を縫って急いで食べるしかありませんので食べれない日もとても多いです。

ですが1時間は休憩という名の時間が入ってしまうので実質勤務は10時間以上になります。

またあくまでこれは営業時間。

これ以外にもトレーニングや練習、新作のネイルデザインの作成やポップの作成など営業時間に出来るお店もありますが基本的に営業時間外です。

トレーニングも後輩が入ればトレーニングを見なくてはいけませんので何年経っても営業前や営業後は基本的に練習などが入ります。

そうすると終電始発と言われる勤務時間になりますね。

もちろん毎日が終電始発ではないですが週の半分は終電始発、後は営業前だけや営業後だけなどと調整はしてますが一般職と比べると労働時間は長くとても給料が低いので時給換算すると1時間400円切るとも言われています。

ただ年々働き方改革などで少しは改善しつつあります。最近人手不足がかなり悪化しているのでお給料が少し上がったりお昼休憩を導入したりとサロンによってはスタッフが働きやすい環境づくりをしてるサロンも多くなってきました!

ただやっぱり他の業種と比べてしまうとあまりにも拘束時間が長いのでやめてしまう大きな原因になっています。

他にも色々。。。

他にも想像していた仕事より辛かった、クレームを受けて心が折れてしまった、労働時間も長く休憩がないので体調崩してしまったり、ジェルネイルアレルギーになってしまって続けられなくなってしまったり、独立したりと。

辞めていく理由はさまざまです。

ただネイリストは女性が起業するにはとてもしやすい職業です!

将来起業を考えてるのであればとても将来性がある職業です!

また全国どこに行っても技術があれば仕事が見つかるのでそこもいいポイントの1つです!

大変な面もありますがお客様が喜んでいただければそれほど嬉しいものはないですよね!

今ネイリストになりたいと思ってる方はこうゆう辛い面もあるよと1つの参考にしていただけると嬉しいです!